農マル園芸 フラワーダイアリー

岡山県総社市の園芸店 農マル園芸花の直売所

松竹梅

新年あけました。

もうすでに4日過ぎているので簡単なごあいさつ。

 

植物に関してすこしうんちくを語るの巻です。

 

今日は「松竹梅」

 

正月なのでめでたい植物をネタにしてみました。

 

wikipediaによると・・・

松竹梅(しょうちくばい)は、慶事・吉祥のシンボルとしての3点を組み合わせたもののことで、日本では祝い事の席で謡われたり、引出物などの意匠にも使われてきた。もともとは中国の「歳寒三友(さいかんさんゆう)」が日本に伝わったものである。

 

とあります。

うちで販売している迎春の寄せ植えにもこのように・・・

f:id:hideosaN:20150104150037j:plain 松と竹と梅がありますね

ん?

 

松と竹はわかるけど、梅は?

 

 

 

よくみてくださいねー

 

 

 

 

f:id:hideosaN:20150104150240j:plain この赤いのが梅ですね。

 

梅干し?

いえいえこれは「南天」という植物です。梅にみえません?

wikipediaには・・・

「音が「難を転ずる」に通ずることから、縁起の良い木とされ、鬼門または裏鬼門に植えると良いなどという俗信がある。福寿草とセットで、「災い転じて福となす」ともいわれる。」 とあります。

ちなみに花言葉は「私の愛は増すばかり」、「良い家庭」 ということです。

南天ににた植物でこんなのもありますよ

 

 ウメモドキという名前がなるほどですね。

 

話を「松竹梅」にもどしますが、じゃあなぜ、松と竹と梅が祝い事に使われるのでしょう。

松と竹は寒中にも色褪せず、また梅は寒中に花開く。これらは「清廉潔白・節操」という、文人(ぶんじん)の理想を表現したものと認識されたということです。文人については時代によってさまざまな解釈がされますが、おおざっぱにいうと学問に秀でている人のことです。

祝い事とつながっているようにも見えないのですが、正月の門松がそのような松竹梅になっていたことから、江戸時代あたりに松竹梅がめでたいことの象徴のようになってきたということです。

 

もともとの意味合いとはすこし変わってきたようですね。

 

このような松竹梅ですが、現代においては、商品のランク付けに使われるようになっています。どれも差のない植物だったはずですが、みんな「松」がいいようです。もちろん、お財布の中身で「竹」になることもあるでしょうが。植物としては「梅」が一番きれいだと思いますけど・・・

 

今日のうんちくはこれまで